太陽光コラム

鉱工業指数から読み解く!日本企業へのコロナの影響

皆さんこんにちは!

新潟で自家消費型の太陽光発電のことならテクノナガイにお任せ!

テクノナガイの佐々木です!

 

2020年初めから猛威を振るっている新型コロナウイルス(COVID-19)は私たちの生活を一変させました。弊社でも新型コロナウイルスへの対応に迫られている方々のお声を多数頂戴いたしました。弊社はこれからも、電解水の販売などを通して皆さまのお力になれるよう邁進してまいります。

 

今回は製造業におけるコロナの影響について、経済産業省が毎月公表している鉱工業指数を元に、ご紹介いたします。

 

【そもそも「鉱工業指数」とは?】

鉱工業指数は「日本の生産、出荷、在庫に関連する諸活動を体系的にとらえるもの」です。

 

日本の工場などは様々な製品を生み出していますが、それらの多様な生産活動を表す総合的な指標として鉱工業生産指数が作成されており、経済指標の中では最も重要なものの一つとなっています。

 

鉱工業指数は鉱工業の生産動向を把握することはもとより、財に関連する経済活動の動きを通して経済全体の動きをつかむためにも活用されています。鉱工業指数は「日本がコロナで受けた影響を如実に表す」指標として有用であるといえるでしょう。

 

【4ヵ月連続!生産は急速に低下しています】

本年5月の鉱工業生産は、季節調整済指数79.1、前月比マイナス8.4%と、4か月連続の前月比低下となりました。5月当初の企業の生産計画では前月比マイナス4.1%低下、これに含まれる例年のバイアスを補正した試算値では、最頻値で前月比マイナス5.7%(90%レンジでマイナス6.6%~マイナス4.7%)の低下となっていましたが、試算値を大幅に下回る低下となりました。

 

生産は、2月から新型コロナウイルス感染症の影響が現れ、2月は前月比マイナス0.3%の低下、3月は同マイナス3.7%の低下、4月は同マイナス9.8%の低下と感染症の影響は急速に拡大してきましたが、5月の生産は4月に次いで、大幅な低下となりました。5月の季節調整済指数79.1は、再び今基準内の最低水準を大幅に更新しました。

 

【最も影響の大きい業種は「自動車工業」】

5月の鉱工業生産を業種別にみると、全体15業種のうち、すべての業種が前月比低下という結果でした。5月は、自動車工業、生産用機械工業、鉄鋼・非鉄金属工業を始め、幅広い業種で大幅な低下がみられました。

 

生産は4月、5月と大幅な低下が続きましたが、業種別の低下寄与をみると、4月は自動車工業の低下寄与が6割弱と特に大きかったのに対し、5月はその低下寄与は3割程度となっており、生産の低下は4月より幅広い業種に拡大した様子がみられます。

 

低下寄与の最も大きかった自動車工業は、前月比マイナス23.2%の低下で、4か月連続での低下となりました。原指数でみても前年同月比マイナス61.2%まで低下しており、大幅な生産調整が行われたことがわかります。普通乗用車、駆動伝導・操縦装置部品等が低下要因となっています。新型コロナウイルス感染症の影響で、新型車の需要が低迷しており、部品も含めて生産調整が行われたことが低下の要因としてあるようです。

 

低下寄与2位の生産用機械工業は、前月比マイナス12.0%の低下で、2か月ぶりの大幅な低下でした。フラットパネル・ディスプレイ製造装置、金型、ショベル系掘削機械等が低下要因となっています。4月に上昇した品目の反動減や、感染症の影響で受注が減少したことが低下の要因としてあるようです。

 

低下寄与3位の鉄鋼・非鉄金属工業は、前月比マイナス13.8%の低下で、3か月連続の低下でした。特殊鋼熱間圧延鋼材や普通鋼鋼帯等が低下要因となっています。感染症の影響で受注が減少したことが低下の要因にあるようです。

 

詳しくは以下のURLからご確認ください。

経済産業省「鉱工業指数(生産・出荷・在庫、生産能力・稼働率)、製造工業生産予測指数」(https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result-1.html

 

 

 

今回は経済産業省から鉱工業指数から日本におけるコロナの影響についてご紹介いたしました。また最新情報が発表され次第、更新させていただきます!

 

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本日もお読みいただきありがとうございました!

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