自家消費太陽光発電の導入検討に必須!『デマンドデータ』ってなに?
2024.03.11
皆さんこんにちは!
新潟での自家消費型太陽光・脱炭素化のことならテクノナガイソラーレにお任せ!
テクノナガイソラーレの渋谷です!
近年の電気料金の高騰を受け、企業様で自家消費型の太陽光発電を検討されるケースが非常に増えてきました。
今回は自家消費型の太陽光発電の導入検討時に必要な「デマンドデータ」についてのお話です。
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自家消費型太陽光発電を導入するためには、まず『今の電力消費量を確認する必要』があります。
例えば、自社の屋根に多くの太陽光パネルを敷き詰めても、太陽光パネルからの発電量と自社の電気の使用量を比較して
『需要<供給』となってしまうとせっかく発電した電気が余ってしまい、結果的に捨ててしまうこととなります。
(捨てずに余剰売電できるケースもありますが、売電する量や地域によっては許可が下りないことも・・・)
そういう場合は、せっかく多くの太陽光パネルを設置した設備を作っても、経済メリットが薄くなってしまいます。
そのため、自家消費型の太陽光発電は『お客様の電力消費量に見合った太陽光発電の設計』を行う必要があります。
そこで、必要となってくるのが使用している電力量が確認できる「デマンドデータ」と言われるものです。
高圧、特別高圧で受電しているビル、工場などでは電力会社は最大需要電力計(デマンドデータ)が組み込まれた電子式電力量計を取り付けて、電気の使用量を計測しています。
そして最大需要電力計は『30分間(毎時ごとの0分~30分、30分~60分の30分間)』の電気の使用量を計測し、平均使用電力(kW)を算出しています。
各企業様の契約電力はデマンドデータ(30分間)の最大値が最大デマンドデータとなり、この値が契約電力を左右します。
(つまり、デマンド値が大きくなれば契約電力も大きくなる仕組みです。)
高圧受電の契約者でも、500kW以上・500kW未満によって契約電力の内容が異なります。
高圧受電500kW以上の契約者は、電力会社との協議により契約電力が決められ毎月の基本料金の算出に使用されます。
最大需要電力が契約電力を超えると超過電力に基本料金率を乗じた金額を違約金として支払うことになってしまいます。
また、超過した最大需要電力(デマンド値)をもとに新たに契約電力変更の協議が行われます。
また、高圧受電500kW未満の契約者は、その月と過去11か月の最大需要電力(デマンド値)の中で『最も大きい値』が契約電力となり、基本料金の計算に使用されます。つまり、1度でも高い最大需要電力(デマンド値)がでると1年間その契約電力値が適用されることになります。
これにより、電力使用量は同じでも契約電力が大きくなれば(デマンドデータが増加すれば)電気料金が上がってしまうことになります。
よって電気代削減のためには「契約電力(デマンドデータ)を低く抑えること」が有効な手段になります。
以下、デマンドを抑えて電気代削減を行った実際の事例を掲載いたします。
【業種】食品加工業
【導入システム】太陽光発電:30kW、蓄電池:10kW
【導入コスト】800万円
【電気代削減額】初年度220万円
※補助金を活用し導入コストの1/2の金額(実質400万円)で導入
自家消費型の太陽光発電の導入検討に必要な『デマンドデータ』の入手方法ですが、これは簡単です。
契約している電力会社に連絡し、ご依頼することによって取り寄せることが出来ます。
(個人情報保護の観点で施工店や設計店が依頼することが出来ない内容のため、必ず契約者様からの依頼が必要です。)
するとこのような形のデータを電力会社から頂くことが可能です。
※デマンドデータのサンプルです。
ご依頼する際には下記の点をお伝えいただけますと非常に設計などがスムーズになります。
①直近1年分の電力使用量の30分デマンドデータ
→太陽光発電は年間を通した発電量と電力使用量を比較してシミュレーションを行います。
必ず、直近1年分のデマンドデータをご用意ください。
②Excelで開けるデータ形式(csvやxlsxなど)
→1年間365日分の使用量データを当て込んでシミュレーションをするため、データ形式が必須です。
この①②をお話してご依頼頂ければ必要なデータは取り寄せることが可能です。
しっかり使用量データに基づいたシミュレーションを行うためにも、ぜひご検討の企業様はデマンドデータのご用意をお願い致します!
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