気を付けて!野立て太陽光発電所での盗難が急増
2023.06.05
皆さんこんにちは!
新潟で自家消費型太陽光発電のことならテクノナガイにお任せ!
テクノナガイの渋谷です!
今回はちょっと困ったお話です。
昨年から野立ての太陽光発電設備の盗難が増えています。
幸いにも弊社が施工した設備ではこのような盗難は起きていませんが、全国的にはかなりの数に上っているようです。
太陽光発電設備の盗難問題についてのお話です。
===目次======================
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1.太陽光発電設備の盗難
ここ数年、太陽光発電設備の盗難事件が増えています。
「太陽光発電設備の盗難って何が盗まれるの?」とお思いの方もいるかと思います。
太陽光発電設備というと、やはり目立つのは太陽光パネルなのですが、盗難の対象は実はそこではございません。
盗難の対象は『太陽光発電設備に使われるケーブル』です。
太陽光発電設備に使われるケーブルは銅製ケーブルであり、世界的な需要増やコロナ禍を受けて銅の価格は大きく上昇しました。
太陽光発電設備は規模が大きい設備となるため、使われるケーブルの太さや本数も多くなります。
そういう所に目を付け、近年では大規模太陽光発電設備に侵入し、銅ケーブルの窃盗を行う集団も現れています。
2.実際の盗難事例
近年、各地のニュースやテレビにまで取り上げられるようになった太陽光発電設備の盗難問題。
ニュースサイトにもちらほら取り上げられることも増えました。
例としていくつかニュース記事のリンクを貼り付けます。
Yahooニュース「太陽光発電所で銅線ケーブル990m盗まれ、システムに不具合…昨年も市内で盗難」
読売新聞オンライン「メガソーラーの銅線ケーブル、盗難相次ぐ…掘り起こして売りさばいたか」
TBS NEWS DIG「少なくとも30件、1億4300万円の被害 太陽光発電施設から銅線ケーブル盗難相次ぐ 山梨」
※リンク先サイトによっては、リンク切れとなっている場合がございます。
新潟でも2022年に五泉市にある太陽光発電設備でケーブルが大量に切断される窃盗未遂事件が起きています。
NST「盗難?太陽光発電所で“ケーブル大量切断” 手慣れた犯行に見えるも現場には…【新潟・五泉市】」
最近は太陽光発電設備の盗難に関するニュースが報じられることは非常に多くなったと私も感じています。
いろいろ記事を拝見していると、ある程度規模が大きい野立ての太陽光発電設備、なおかつ人通りが少ないところにあり、
監視装置や監視カメラがついていないところが特に狙われているようです。
設備が基本的に無人であり、夜間だと犯行が人目につきにくいため、狙われやすい条件が揃っているためでしょうか。
銅価格が高騰しているがために、標的にされてしまっている太陽光発電設備。
「今まではそういう話を聞かなかったから」ということで、監視カメラや遠隔監視装置の設置をされていない設備も
まだまだ数が多いようで、設備所有者の方にとっては難しい状況が続きそうです。
3.太陽光発電設備の盗難を防ぐためには
実際に太陽光発電設備の盗難を防ぐためには何ができるのでしょうか?
しっかりとしたフェンスを建てる、有刺鉄線を設けて侵入しにくくするような対応などあります。
一番はやはり監視カメラや遠隔監視装置など設備を監視する設備を導入するのが一番かと思います。
監視カメラがあることにより盗難の抑制にもなりますし、遠隔監視装置があることにより、
盗難時やそれ以外の時も設備の異常や停止の際の状況がしっかり分かるようにもなります。
とはいえ、相手も巧妙です。
監視カメラの死角を調べて、その位置から設備に侵入したりするケースも少なくないようです。
最近では警備会社により赤外線センサーを導入する設備もあったりと、警備対策の強化を行う設備もありますが
窃盗グループの手口とのいたちごっことなっている状況であると言う専門家もいます。
今回は太陽光発電設備の盗難に関するお話でした。
数年前まではなかなか話に上がらなかった内容であり、対策をされていない設備も多い中で頭の痛い問題です。
幸いにも弊社が施工した設備ではこのような盗難は起きていませんが、お客様の遠隔監視装置に異常が発生したため
「もしかして、うちの太陽光発電設備が盗難被害にあったかもしれない」というご連絡は頂いたことがございます。
(私が現地の点検に伺いましたが、盗難被害ではなく遠隔監視装置の通信異常だったため事なきを得ました。)
やはり、こういった盗難や異常などに気づくためにも所有する設備を定期的に確認すること。
遠隔監視装置を導入し、毎日チェックすることは重要かと思います。
新潟で自家消費型・産業用・住宅用の太陽光ならテクノナガイ!
本日もお読みいただきありがとうございました!