『発電所の出力制御の更新スケジュール受信状況の確認について』が届いた方へ
2024.02.20
再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)を活用し、太陽光発電設備などを運用していらっしゃるお客様に対し、
2月中頃から東北電力ネットワーク株式会社より
<発電所の出力制御の更新スケジュール受信状況の確認について(お願い)>
という封書が届いているようです。
※こちらは参考までに、発電事業者様から弊社宛にご共有頂いた書面の写しです。
これは『出力制御の対象となっている発電所をお持ちの方』で、オンライン出力制御をしている発電所が対象で、
『なんらかの原因で、出力制御機器の通信が途絶えてしまっている』発電所に向けての案内となっております。
出力制御機器がどのような形で設置されているのかは、太陽光発電設備によりますが、例えば・・・
●出力制御機器が通信不能になっている
●出力制御機器に繋がっているネットワーク機器(ルーターなど)が通信不能になっている
※電源が落ちている、故障など
●出力制御機器のネットワーク通信用のケーブルが抜けている、断線して通信ができない状態になっている
などが考えられます。
オンライン出力制御を行っている発電所は、定期的に電力会社のサーバーと通信を行い
『この日は太陽光発電設備を動かしていいですよ』『この日のこの時間は運転止めてくださいね』
というスケジュールを受信して、その通りに稼働をするような形となっております。
スケジュールの更新ができない場合は太陽光発電設備が『運転していいのかわからない』という状態になり、
発電所の運転が自動的に停止してしまう設定となっております。
このような理由で太陽光発電設備が止まってしまうと、いくら天気が良くても一切発電を行いません。
トラブルに気づかず、長期間設備が止まってしまうのは大きなマイナスとなります。
今回の通知が届いた方は、まず対象の太陽光発電設備の稼働状況の確認をお願い致します。
たまたま、電力会社の確認タイミングで通信が切れていただけの可能性もありますが、ひょっとしたら
長期間通信が途切れたままで太陽光発電設備が停止している可能性もあります!
まずは、現地の設備やモニターで稼働状況の確認をしてみましょう。
今回の件に関して気になること、確認したいことがある方につきましては、届いた書面の右下に
東北電力ネットワーク株式会社のお問い合わせ窓口の電話番号が記載されております。
太陽光発電設備の出力制御で気になることがございましたら、そちらに一度お問い合わせ頂くことをオススメ致します。
また、このページをご覧になった太陽光発電設備をお持ちの皆様。
ぜひ、定期的に設備の運転状況を確認したり、太陽光発電のモニター表示を確認し、
設備が正しく稼動しているかご確認をお願い致します!
※弊社で定期点検の際にお配りしている注意喚起のチラシです。
(内容は住宅太陽光向けですが、確認事項は産業用も同じです!)