太陽光コラム

必要?太陽光パネルの雪下ろし

皆さんこんにちは!

新潟での自家消費型太陽光・脱炭素化のことならテクノナガイにお任せ!

テクノナガイの伊藤です!

 

3月に入り暖かくなってまいりましたが、2月中頃には新潟市内にも積もるほどの雪が降りました。

去年から今年にかけて、普段雪があまり降らない地域でも積雪が報じられたり、記録的な積雪をした地域もありました。

昨年1月は想定外の大雪で、弊社が携わった太陽光発電設備も被害を受けたところがございました。

 

新潟で太陽光発電を提案しているとお客様からよく聞かれることに「パネルの雪下ろしってしたほうがいいの?」というものがあります。

太陽光パネルに雪が積もっていて、日光が届かない。発電量が下がってしまう。その心配もごもっともです。


果たして太陽光パネルの雪下ろしはするべきなのでしょうか?

今回は、太陽光発電設備の雪下ろしについてお話します!

 

===目次======================

  1. 太陽光パネル 雪下ろしの必要性
  2. 太陽光パネルの雪下ろしをオススメしない理由
  3. どうしても太陽光パネルの雪下ろしをする場合

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1.太陽光パネル 雪下ろしの必要性

太陽光パネルに雪が積もった時、雪下ろしをする必要はあるのでしょうか?

これ、雪が降る地域で太陽光発電を設置される方が気になること、トップ3に入る質問だと筆者は考えています。

 

結論から申し上げますと「太陽光パネルの雪下ろしを弊社としてはオススメしていません」

たしかに雪が積もってしまうと太陽光がパネルに届かず、発電量が落ちてしまいます。

せっかくの太陽光発電設備です。少しでも発電量を増やすために、対策したい気持ちもよく分かります。

 

しかし、太陽光パネルの雪下ろしにはいくつかの『危険』が潜んでいることも忘れないようにして頂きたいです。

冬場は太陽の高度も低く、積雪がなくても発電量が非常に少なくなる季節です。その時期のわずかな発電量回復のために、大きな怪我や事故があっては元も子もありません。

 

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2.太陽光パネルの雪下ろしをオススメしない理由

弊社が「太陽光パネルの雪下ろしをオススメしない理由」は下記となります。

 

1. 雪下ろし時の事故の可能性

雪下ろし時の問題として、やはり挙げられるのは事故の問題です。

住宅屋根やガレージの雪下ろし時に毎年のように事故が報じられているように、雪下ろし自体が非常に危険な作業です。

 

そもそも、太陽光パネルの上に積もった雪はパネル自体が平面のガラスで滑りやすいものです。

また、太陽光パネルの一部にでも日光が当たれば発電を行います。その際、雪が被っている部分は発電しませんが、発電時の抵抗となり、熱を発生させます。その熱によって太陽光パネル上の雪は解けていきます。

そのため、ある程度傾斜をつけて設置してある太陽光パネル上の雪は自重や発電時の熱で比較的早く落ちてくれます。

 

住宅屋根上の太陽光パネルであれば、屋根上の雪下ろしをする以上に太陽光パネル上の雪が滑りやすいため、雪の落下に巻き込まれる、あるいはうっかり太陽光パネルの上に乗ってしまい滑って落下してしまう可能性もあります。

野立ての太陽光パネルの場合は、架台の上にある程度傾斜をつけて太陽光パネルが設置されていることが多いかと思われます。傾斜がある分、雪が落ちやすいのですが、無理に下から雪を下ろそうとしたときにまとめて落ちてきた雪に巻き込まれるケースもあります。

また、うっかり足元の雪で転んでしまった際に、太陽光パネルや架台に体が当たってケガをしてしまうという場合や、昨年1月のような想定外の大雪の際は、設備の耐雪加重を越えてしまい設備倒壊に巻き込まれる危険もあります。

 

このように怪我をしてしまった場合のリスクを考えると、太陽光パネルの雪下ろしはオススメできないといえます。

 

 

2.雪下ろしによる設備破損の可能性

雪下ろしをしたために設備を破損してしまった という話もよく聞かれます。

一番多いのは、太陽光パネルの上に乗ってしまったり、雪下ろしの道具が当たってしまったことによる太陽光パネル表面にあるガラス破損です。

太陽光パネル表面のガラスが破損し、ヒビが入ってしまうと、太陽光パネルへ正常に日光が届かなくなるばかりか、ヒビから太陽光パネル内に水や異物が入ってしまうことによるショートや火災などの危険性もあります。

 

破損した太陽光パネルは、新しいものに交換する必要があります(物や設置状況によりますが、パネル1枚で数万円~)

万が一破損してしまった場合の交換費用を考えると、やはり太陽光パネルの雪下ろしはオススメできません。

 

 

3.雪下ろしにかかる労力の問題

最後に労力の問題です。雪下ろしは重労働・・・大変体力のいる作業です。

それと同時にしっかり安全対策をした上で作業をする必要があります。

 

実際に雪下ろしをして太陽光発電の効率がどの程度回復するか、それは労力に見合う収入なのか というところを考えてみたいと思います。

雪が頻繁に降る地域では、雪下ろしをしてもすぐにまた新しく雪が積もってしまったり、そもそも冬場の天候が良くないこともあり発電量もあまり見込めないことが非常に多いです。

 

厳密に太陽光パネルに積雪している時、どれくらい発電損失があったかを算出するのは難しいです。

しかし、頻繁に雪が降る地域での雪下ろしは、『回数が多くなりがちなわりに、その分の収入が得られる可能性も低い』ので『時間と労力の無駄になりやすい』というのが分かって頂けたかと思います。

 

逆に普段あまり雪が降らない地域で『太陽光パネルに雪が積もってしまった!雪下ろししたほうがいい?』という場合もオススメはしません。理由としては、雪下ろしという作業自体に慣れていない場合が多く、怪我などのリスクが伴う事。

普段あまり降らない地域であれば積雪量も大したことがなく、数日で溶けて自重で落ちる場合が多いからです。

 

 

以上のような理由から、弊社としては『太陽光パネルの雪下ろしはオススメしない』という結論となります。

 

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3.どうしても太陽光パネルの雪下ろしをする場合

例えば、2021年1月のような想定外の大雪で、設備が破損する恐れがあり、どうしても太陽光パネルの雪下ろしをする場合はどうしたらいいのでしょうか?

 

その場合は、雪下ろしを依頼できる業者様にお任せするのが間違いないといえます。

そのような状況の際の雪下ろしは当然のように危険性が非常に高いです。想定外の積雪の場合は、雪の重さにより設備の破損や倒壊の恐れがあります。

お客様でしっかり安全保護具や対策をしての雪下ろしを出来るケースは非常に少ないかと思われますので、太陽光発電の設置業者やその地域の雪下ろしを依頼できる業者にご依頼することを強くオススメします。

 

設備を管理・運営していく上で一番重要なことは『安心』『安全』だと弊社は考えています。

無理をして設備の破損、怪我や事故にあってしまうことが一番避けなくてはいけないことです。

 

何かあれば、真っ先に専門業者に相談しましょう!

 

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今回は「太陽光パネルの雪下ろし」についてのお話でした。

 

雪国ではご自宅の屋根やガレージなどの雪下ろしになれていらっしゃる方が多いですが、太陽光パネルがついているとやはり勝手が違ってきます。気を付ける点も増えますので、気になる事があればまずは設置業者や専門業者にお問い合わせください!

 

新潟で自家消費型太陽光・蓄電池のことならテクノナガイ!

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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