【ご存じですか?】蛍光灯の2027年問題!
2024.12.20
皆さんはじめまして!
新潟での自家消費型太陽光・系統用蓄電池のことならテクノナガイソラーレにお任せ!
入社2ヵ月半、新入社員 佐々木です!
太陽光事業に携わりながらも、「蛍光灯とLED?」と疑問を抱いた方も多いのではないでしょうか?
実は、弊社は、太陽光発電だけでなく、省エネ事業にも注力しており、LED照明の導入支援も行っています。
今回は、「蛍光灯の2027年問題」について書いていきたいと思います。
私自身、この仕事に携わるまで、「蛍光灯?今もスーパーや家電量販店で販売しているでしょ? LEDは聞いたことあるけれど、蛍光灯に何かあるの?」としか思っていませんでしたが、調べるほどLEDへの切り替えの重要性を感じています。
私は、スポーツ観戦が趣味で、アルビレックス新潟のホームスタジアムである(デンカビッグスワンスタジアム)も長年にわたり使用されてきたハロゲン電灯を終了し、LED化になりましたね。
試合前後の暗転を利用し、選手入場やプラネタスワンの更なる演出の向上、ゴール時の暗転などが可能になり、ここでもLEDの恩恵を受けていると実感しました。(実は、ビッグスワンのLEDに携わったメーカー会社が新潟にあり、先日ご挨拶する機会があり、大変光栄でした!)
この記事では、初心者目線で「蛍光灯の2027年問題」について解説し、LED化のメリットをお伝えします!
【目次】
1.蛍光灯の2027年問題とは?
2027年問題とは、「蛍光ランプの生産・輸出入が2027年末で“禁止”になり、蛍光灯の交換・修理もできなくなる」ということです。
蛍光灯照明器具や水銀灯(ランプ)、HIDランプ、無極限ランプ(無電極放電灯)、冷陰極蛍光灯誘導灯、補修用ランプなどの「従来光源」および従来光源を使用した照明器具を順次生産終了しているメーカーが増えつつあるのです。
既に一部の器具やランプは、製造中止や生産終了などの規制が始まっているため、LED化の先送りリスクには注意してください!
「水銀汚染防止法」により、
2018年には、一部の蛍光灯の製造と輸出入の禁止
2020年には、水銀灯の製造と輸出入の禁止
が既に規制されています。
すなわち、これらの器具やランプは今後、値上げと品不足が予想されるため、
物価高の昨今だからこそ、弊社では早めのLED照明導入を推奨しております。
2.なぜ蛍光灯は規制されるのか?
それでは、生産終了になることは分かったけれど、そもそもなぜ規制されるのでしょうか?
それは、水銀を規制する国際的な条約に対応するためです。
水銀使用を示す【Hg】マークのランプにご注意してください!!!
2023年「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」
蛍光灯の製造と輸出入が2027年末までに禁止になることが決定されました。
蛍光ランプには微量ながら水銀が含まれるため、今後は新しい蛍光灯や安定期の入手はもちろん、修理もできなくなります。
これから2027年に近づくにつれて、蛍光灯はさらなる値上げと品不足が予想されるため、
弊社では早めのLED照明導入を推奨しております。
「水銀に関する水俣条約」とは?
水銀の一時採掘から貿易、水銀添加製品や製造工程での水銀利用、大気への排出や水・土壌への排出、水銀廃棄物に至るまで、水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を定める条約です。
国連環境計画(UNEP)では、第25回管理理事会(2009)において、国際的な水銀の管理に関して法的拘束力のある文書(条約)を制定するための政府間交渉を開始すること、そのための政府間交渉委員会(INC)を設置して2013年までの取りまとめを目指すことに合意しました。政府間交渉は2010年に開始され、2013年1月に「政府間交渉委員会第5回会合」(INC5)において条約の条文案が合意されました。10月には、熊本県で外交会議が開催され、「水銀に関する水俣条約」として条約の保釈及び署名が行われました。
3.蛍光灯を使っているけれど、どうしたらいいの?
弊社では、LEDランプのみの交換ではなく、LEDランプと器具のセットで交換することを推奨しております。
なぜ、器具とのセットで交換を推奨するのかというと・・・
どれだけいいLED電球だとしても、それを支える蛍光灯器具には、安定した点灯を維持するために安定器という装置が取付けられておりますが、この安定器を撤去しなければ、無駄な電力を送り続けることになり、LEDに更新した効果が薄れてしまうからです。
安定器にも約40,000時間という寿命があるため、更新したLEDランプが正常でも寿命や経年劣化で故障した場合に照明は点灯できなくなります。
さらに従来の蛍光灯の場合、安定器の調子が悪ければ光のちらつきや異音などといった症状で安定器の劣化に気付きやすいですが、LEDランプの場合は安定器の劣化を示すサインが出てこない場合があり、気付かずに使用し続け安定器の劣化が進み、最終的には発火する恐れもあります。
ゆくゆくは交換することを考えると、時間とお金の手間の解消につながるからです。
LED交換のメリットとデメリットを挙げるとするならば
【メリット】
・消費電力が少なくなるため、年間の電気代を蛍光灯よりも6~7割削減できる。
・ランプの寿命が10年前後のため、定期的に交換、購入する必要がない。
・蛍光灯よりも明るく、長持ちしやすい。
・紫外線や赤外線などの影響が少なく、健康や環境に良い。
【デメリット】
・初期導入費がやや高い。
・器具ごと交換すると、場合によっては、交換した痕や穴、汚れが目立つ可能性がある。
(その修復を表具屋さんなどに依頼すると別途費用が発生します。)
2030年までに、日本ではすべての蛍光灯をLEDに置き換えることを目標としています。
LEDは、蛍光灯などの従来光源と比較し、CO2排出量の削減・廃棄処理が容易という点で、地球温暖化防止へ貢献します。
弊社では器具交換も含めた早めのLED照明導入を推奨しております。
4.まとめ(このページをサクッと読みたい方向け)
1. 蛍光灯の2027年問題とは?
・2027年末で「蛍光ランプの生産・輸出入が禁止」となる。
・修理や交換が困難になり、製品が市場から消える。
・水銀汚染防止法や「水銀に関する水俣条約」に基づく規制。
- なぜ蛍光灯が規制されるのか?
・蛍光灯に含まれる微量の水銀が環境や健康にリスクを及ぼすため。
・国際的な取り組みで、段階的に蛍光灯や水銀灯の使用を制限。 - 蛍光灯を使っている場合、どう対応すべきか?
蛍光灯をLED照明に切り替えることを推奨。
- LEDランプと器具のセット交換が理想的。
- 安定器の劣化による発火リスクや電力ロスを回避するため。
- LEDのメリット、デメリットは?
メリット
- 電気代削減(蛍光灯より6~7割)。
- 長寿命(約10年)。
- 明るさ、耐久性、環境負荷の低さ。
デメリット
- 初期導入費が高め。
- 器具交換後の壁面の修復が必要な場合あり。
その他には・・・
- 蛍光灯の値上げと品不足のリスクが高まる前に対応を。
- 国の2030年LED化目標に合致。
- 環境保護とコスト削減の両立が可能。
弊社でもLED照明を採用しております。
『蛍光灯の2027年問題?LED交換?』って、そもそも何だろう? と疑問に思われた方の参考になれば幸いです。
これから2027年に向けて、蛍光灯の値上げや品不足はさらに加速する見込みです。
弊社では、お客様のニーズに合った提案を行い、器具交換を含めたスムーズなLED化をサポートします!
照明に関するお悩みがあれば、ぜひ下記よりお気軽にご相談ください!
(お問い合わせ | 株式会社テクノナガイソラーレ | 新潟県の太陽光発電・蓄電池の設計施工販売)
新潟でのLED交換のことならテクノナガイソラーレにお任せ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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